すこしながいはなし

SNSに書くには少し長い話

X(旧Twitter)においてブロックしたアカウントを定期観測している

ずばりタイトルより内容のあることを書けているとは思えないし、わざわざブログに書き残す内容とも思えないが、こういうことを書き残す人も少ないだろうなーと思って書くことにする。近年この手の長文は数を書いていないのでリハビリも兼ねて書いてみる

自分のアカウントでブロックしているアカウント

分類としてはこんな感じだろうか

  1. 既存メディアから拾った記事であたかも独立系メディアをうたうブログ(今だと炎上系ブログとでもいうのだろうか)の広報アカウント
  2. アフィリエイトで稼ぐことが目的のアカウント
  3. 『自称』お仕事アカウント
  4. いわゆる「エロアカウント」「出会い系アカウント」
  5. 俗にいう『デマッター』
  6. 思想や信条があまりにも合わない
1.~5.について軽く説明

1.は上の文で説明したようにも思えるが、その手法が自分にとっては自分の中の倫理観に反するのものであるうえ、文体やコメント欄の文章も人の感情を逆なですることをあざとくねらったものが多いため、自分の視界に触れたくないのでブロックしている
2.はこれ以上内容は言うまでもない。傾向としては2018年頃までは自作ブログへの誘導、2020年頃まではオンラインサロンや勉強会への誘導、2023年のイーロン・マスク参入前までまではLINEグループへの誘導、X有料アカウントの収益化以降はインプレッションゾンビのリプライ。がメインである
3.は2.と似て非なるものである。情報商材の売り手であったり、株の運用や仮想通貨の勧誘であったり、ねずみ講(マルチ商法)の勧誘であったり・・・・とより直接的にこちらへ向かってくる。2.を見ていると3.のリポストがあって、そのお仲間ごとブロックしていることに気が付くこともある
4.はもはや言うまでもない。圧倒的に「男性をターゲットとする女性を名乗るアカウント」が多い。2020年以降ごくまれに「女性をターゲットとする男性アカウント」が見られるようになった
5.については「デマを言うことで人目を惹きたい愉快犯」「とにかく自分の信者が欲しいのでデマを言う」「デマかどうかはさておいて『私はコントロールされた下々とは違う』感を出したい」ぐらいにバリエーションはある。本人の目的はともかく、明らかなデマを放っておくわけにはいかないため粛々と通報&ブロックである

ブロックのきっかけ

5.と6.に関してはよっぽどプロフィールや内容の文面が攻撃的である場合や、自分の観測周囲とトラブルになった案件でないとブロックすることはない。6.に関しては自分のアカウントをフォローするかアクション(リポストかお気に入り)があった時くらいなものである
2.3.4.も自分にアクションがあったのでブロックしたものがほとんどである。アクションがあった文章を見ると彼らのビジネスとは無関係な文章であるし、プロフィール欄も彼らのビジネスとは無縁である。「数打てば当たる」的な行動は現実において通用することは極めてまれであるのだが、彼らはそのようには考えないようだ

定期観測の結果

1.5.6.は意外と残っている。6.は単純に「Not For Me」なので私がどうこう言う理由はない。1.と5.は、迷惑だと思う人が多くとも、熱狂的に愛好する人がいれば消されても復活するし、なんだったら「消しても再びアカウントを変えてより暴れられるのは、もっと始末が悪い」と考えられている向きもある。ある意味「隔離」という側面もあるように感じる
1.については当初の執筆者の手を離れ別の管理主体が運営している話も聞く。サイトの譲渡に際して金銭のやり取りがあることを考えると、「ネットで稼ぐ」を文字通り行っているのは彼らなのかな、と思える。是非はさておくとして
2.3.はTwitter改めXのAPI制限や仕様変更に対応できずに終了するケースが多い。自動投稿APIの停止で更新が止まったきりで放置される率はそれなりにある。「数打てば当たる」的な行動でブロックや通報を多くもらったのか「ブロックしたアカウント」に表示すらされていない(だろう)ケースも多い*1。もちろん予想以上に稼げないためそのままフェードアウトしたり、自らアカウントを削除している者も多い
そんななかでも私の観測線に残るアカウントもある。残るアカウントと残らないアカウントの違いもおぼろげながら見えてきたが、これを語るならいっそ書籍化して売る
4.は2.3.以上に生き残らない。エロ系を通報しても対応が悪いと言われるTwitter→Xであるが、あからさまな金銭授受を伴う投稿や無許可転載は対応が早い。もちろん身も蓋もない表現も対応が早い。そのためシャドウバンやアカウント停止に陥り観測から外れてしまうアカウントが多数である。「エロ系は反響が多い」と見なされがちであるが、よっぽど組織的に運用する以外反響は薄いと言っていいだろう。私が観測している限りにおいても、フォローを多く行ってもフォローが返って来る確率は非常に低い。また運用をしても1ヶ月くらいで終了するケースも多い。2024年3月現在において、このタイプのアカウントを運営したところでリスクしかないのが現状である。
そんななかでも私の観測線に残るアカウントは通報される前に早々と止めてしまったものである。むしろこれ以外ない。

おわりに

ざっとブロックしたアカウントを定期観測して語れるのはこんなところであろうか。私がインターネットに触れて2X年、迷惑投稿のバリエーションはあまり変わっていないように思う。どんなにツールが変わっても人間の心持ちの変化はずっと遅いということか

*1:シャドウバンを食らったんでしょうな