すこしながいはなし

SNSに書くには少し長い話

ダウンロードで音楽を買う

昨年(2022年)の話であるが音楽をダウンロード購入した

私が大学生として過ごした1996~2000年というのは空前絶後のCD売上枚数を記録した時代でもあった
当時は音楽を聴くことは一種のコミュニケーションツールであった。私自身もCDの貸し借りはそこそこ行ったし、クラスメートとも気軽にカラオケに行っては自分が把握していないミュージシャンやバンドを知る機会でもあった
とはいえ気に入ったミュージシャンの曲を全部購入するのには金銭の余裕がなかった。あるいは親しい子から借りればいいや。と思って気にはなっていても購入を見送ったアルバムもあった。いつの世もそんなものである

2020~2023年にかけての感染症と向き合わざるを得ない世の風潮は、私も過去の自分と対峙する季節となった
買わなかったバンドの曲をサブスクリプションで聴くようになり音源として所有したくなった
当時購入したCDも劣化が進み読み取りが厳しそうなものも出てきた
そのためCDショップへ久しぶりに足を運んだが物がなかった。20年以上前に販売された旧譜なのだから当たり前なのだが。

その為音楽をダウンロードで購入することに決めたのである
永いこと音楽をデジタルで所有することに抵抗があった自分としては、"清水の舞台から飛び降りる"ともいえる決断であった。まったくもって大げさだが
MORA(https://mora.jp/)に登録し検索したらあっさり欲しいアルバムを発見。paypayをチャージして支払いを済ませパソコンへダウンロード。MORAへ登録してからダウンロード終了まで2日で済んだ。CDショップへ行ってからMORAへ登録するまでの方がよっぽど日数を要している(10日くらい)

実際に買ってみると・・・・いままで何の意地を張っていたんだ。と思える快適さである
CDをwma形式に変換したときにうまくいかなかったものもあったりしてがっかりしたが、ダウンロードでの失敗はなかった。音質も十分である
欲を言えば歌詞カードがあるといいなーとぼんやりと思うが、パソコンでは歌詞を見ないのもまた事実である。何よりも旧譜が買えるうえ売り切れがないのがいい

そんなこんなで私の音楽ライフは思わぬ形で充実することとなった。自分の死後のCDについては、ま、まだ深く考えないこととする